シルクとは –貴重で高級な理由–

シルクは綿やポリエステルと違って、タンパク質で出来ています。その構成成分は、人の肌や髪に近しい存在です。

アラニン・グリシン・チロシンなどの、お肌の成分に近い約20種のアミノ酸が数百〜数千も結合した純粋なタンパク質繊維で、繊維素材としてだけではなく、ひとの皮膚や健康にもよい多くの機能を持ち合わせています。

シルクは、自然界で産出される最も高級な繊維素材の一つです。蚕（カイコ）が長い時間かけて作る繭（まゆ）の糸を紡いで作られます。その為、シルク繊維はとても貴重で、天然素材の代表格として知られています。

シルクには繭の大きさによってグレードがあり、当店のシルクは最高ランクの6Aグレードです。グレードが高いほど長い糸を紡ぐ事ができ、繋ぎ目のないシームレスな高級仕様の生地を作る事が可能です。

シルクはとても柔らかく、しなやかでありながら強度が高く、美しい光沢を持っています。熱や湿気に弱いという特性がありますが、吸湿性に優れており、肌触りもとても良いため、衣料品や寝具に多く使用されています。また、シルクは染色性に優れているため、様々な色に染めることができます。

シルクは古代中国で発明され、紀元前2700年頃には既に使用されていたとされています。その後、シルクの生産技術は中国から世界に広まり、世界中で高級素材として使用されるようになりました。

現代では、シルクの生産は中国が最も多く、その次にインドやタイ、ブラジルなどが続きます。また、シルクは高級素材として知られているため、価格も比較的高めです。しかし、その美しさや高い品質から、多くの人々に愛されています。

シルクとは、蚕の繭から取れる天然繊維です。1匹の蚕から1つの繭しか取れないのでとても貴重な繊維です。シルクは約18種類のアミノ酸が結合した繊維で、主成分は人の皮膚と同じ「タンパク質」です。